ゆめおぼろ歌詞
茜(アカネ)さす君の移ろひゆく影を求め(求めて)
茜色嫣紅疏影橫斜尋君千百度(追求)
うち靡(ナビ)く黒髪かすかな殘り香探して(探して)
吾黑髮爾纖細搖曳暗香馥易殘(尋找)
切なき記憶辿(タド)る桃色の夢(月に薫る桃の香)
溯回從之記憶深淵桃色之夢(熏然月色桃香更濃)
涙の瞳理由(ワケ)も知らずに(生きる理由も知らず)
眼眸含淚萬千理由莫與誰知(知者謂憂不知何求)
時は紙吹雪(カミフブキ)(時は紙吹雪)
時如紙屑紛亂似雪(時如紙屑紛亂似雪)
散りゆきて風の音になる(腕の中で音になる)
散落風中音色撲簌(擁入懷抱傾耳希聲)
久方(ヒサカタ)の雨は燎原(リョウゲン)の炎を濡らし(濡らして)
燎原之焰雨怨月天野草被凝露(沾衣)
小波(ササナミ)の妖しき想ひの欠片(カケラ)を掻き消す(掻き消す)
泛泛江流悠悠其懷碎盡空宇中(無踪)
戀は土深く靜けく朽(ク)ち果(ハ)てる
戀朽歸廖臭土深掩長思
手のひらからこぼれる月草(ツキクサ)の色(風に揺れる月の夜)
流淌手心月草之色(隨風飄搖月色妖嬈)
消えゆく先は星も見えずに(光る星も見えず)
迢迢皓皓繁星沉寂(星輝蕩蕩舉頭不見)
時は夢おぼろ(時は夢おぼろ)
時如春夢矇矓浮爍(時如春夢矇矓浮爍)
あはひに沈みて見失ふ(腕の中で見失ふ)
墜入隙間漸行漸遠(懷抱之中漸行漸遠)
群肝(ムラギモ)の心は幾千(イクセン)の波を重ね(重ねて)
肝腸寸寸煙波浩浩相重動愁心(相重)
うつせみの命に小さき花びら揺らして(揺らして)
空蟬命瞬花自飄零芳草未消歌(飄搖)
水は降りしきり夜は凍(イ)て緩(ユル)む
涼水天上來熠熠冷宵流
玉かぎるはうかな光行く末を照らし(照らして)
暖玉生煙行路漫漫寒光虛途(映照)
うばたまの闇切り裂く言(コト)の葉(ハ)さへ降り敷く(降り敷く)
鳥羽玉碎鋪陳夜空此中有真意(散落)
愛は宙果(ソラ)てる朝(アシタ)によみがへる
吾愛將欲窮明日又天涯
終わり

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1.ゆめおぼろ
2.漲溢 -チョウイツ-
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