trace有人distance

追いかけて追いかけて
立ち止まり顔上げたとき
沈む日のその向こうに
何があるの
「君がいる」そう信じて
背中に隠れうつむく私
いつもあなたは守ってくれる
君が振り向き私に笑う
寂しげな目のいつもの笑顔
私に目を向け遠くを見てる
あなたが遠くに行ったみたいで
私は怖くてその腕摑む
あなたは笑い私をなでる
鏡の中の私が見てる
「いつまでそこにいるつもりなの?」
ある日突然君は呟く
「また會える日を待っているよ」
心が叫ぶ張り裂けそうで
震える足で君を追うの
屆かずに消えた背中と笑顔
涙流しうつむく私
ふと気付く
立っている
ここから続く君への道
歩き出す一歩ずつ
それしかない君に會いたい
ふるえても怖くても
「君がいる」そう思って
歩き出すただ走り出す
それしかなくて涙をこらえてる
追いかけて追いかけて
立ち止まり顔上げたさき
沈む日がただ眩しくて
綺麗だった涙がこぼれた
君の背はまだ見えず
日が沈み夜になったけれど
また明日も明日が來るから
綺麗な夕日見て君の隣へと