洞源奇章歌詞

薄雲明ける刻に咲いた朝顔
少女は清き水に足を浸して

去りゆく胡蝶見やりて帯を揺らし
揺れ落つ露滴をその身に受ける

指折り數えて祈ったここから這い出せるように
幼き悲しき想いは時を越えてやがて消える


夕霧霞む闇に漂う蛍
靜かに羽を燃やし歌う鈴蟲

浮かべた燈篭には蜻蛉が舞い
橫笛木霊する謳闇を照らす

風に揺らされた鬼火はわたしの命の燈火
澪標を頼り歩く徬徨うは夢浮橋

回る回る風車の憧れた花の散る裡
夜露の踴りし水面にたゆたうは空の浮船


薄雲明ける刻に閉じた夕顔
心に咲いた其れはまるで宿木

幾年も前に見捨てた手に觸れられない空蟬
明日の明日のまた明日にも迎えの明石はないまま

正答などない絵合それさえも今は幸せ
虛ろな篝火吹き消し信じればここが花宴

憎くてそれでも愛しいわたしの生まれたこの場所
風に揺らされた鬼火と水の音だけあればいい

徬徨うは夢浮橋

專輯歌曲
所有歌曲
1.Phosphoros
2.OE
3.A個i我
4.ヒュペリオンに花束を
5.洞源奇章
熱門歌曲
<echo>PROJECT熱門專輯
更多專輯