攜帯(一)

你看你看天頂的月娘
ねえ見てよ空にはお月さま
你看你看閃爍的流星
ねえ見てよまたたく流れ星
嘜看嘜看你的手機仔
もうやめよ？ そのすまほ
看你邊仔的火金姑有多逍遙
君のまわりをのびやかにたゆたう蛍のうつくしさ
你看你看拉滴歐在唱歌
ねえ見てよラヂオはうたう
你看你看溫柔吉他聲
ねえきいてやわらかなギター
嘜看嘜看無聊的搬挪
もうやめよ？ かわいたやりとり
若是 我叫 你的名
もし君の名を 呼んだなら
你咁會聽到我
僕の話 聞いてくれる？
手機仔不是你的愛人仔
戀人でもあるまいし
哪會每一天都跟伊攬牢牢
なんで毎日ずっとぎゅっと抱いて
像咱這好的人輸給手機仔
僕らこんなにいいひとなのにすまほに負けました
心內親像著賊偷
心ん中なにか盜まれたようで
著賊偷
どろぼうに
緊來聞香阿母有滷肉
さあおいで母さんのルーロウいいにおい
緊蓋耳孔阿伯在爆米香
さあ耳ふさいでおじさんのポン菓子弾けるよ
放下手頭自找的煩惱
じぶんでかってに悩んでるそれ放って
咱來去大甲廟口巡街打香腸
僕ら出かけよう大甲お寺の門前にふらふらしながら香腸たべよう
手機仔不是你的愛人仔
戀人でもあるまいし
哪會每一天都跟伊攬牢牢
なんで毎日ずっとぎゅっと抱いて
像咱這好的人輸給手機仔
僕らこんなにいいひとなのにすまほに負けました
心內親像著賊偷
心ん中なにか盜まれたみたい
手機仔不是你的愛人仔
すまほは戀人じゃない
咁誒當留一點時間跟我做伴
僕と過ごす時間までおしいというの？
這粒愛的電火不用充電
この愛が燈すあかり充電はいらない
可以陪你過春夏秋冬
君を照らしつづける春夏秋冬
讓我陪你過春夏秋冬
そばにおいてよ春夏秋冬
有夠緣投看我穿西裝
そうとうキメた僕はスーツさ
水水香香出門來電頭鬃
彼女もおめかしパーマもあてて
昨天我買一支新的手機仔
昨日新しいすまほ買いました
欲去送乎一個尚重要的人
贈りたいんですいちばん大事な人に
下午三點火車欲起行
午後三時汽車が出て
返來看到故鄉的阿嬤
帰ったふるさとおばあちゃんが見える
伊講伊講伊嘸愛手機仔
彼女は言ったすまほじゃいやだと
伊只想要在巷仔口可以看到我
ただただ小道のとば口で僕を出迎えたくて
在咱兜的巷仔口等待著我
家へと続くあの道で僕の帰りを待っていた彼女は