愛き夜道

向こうの世界はいつも賑やかだけどどこかつまらなそうだ
面對著這世界總是熱鬧喧囂但在哪裡似乎都是這般無聊
『一緒に笑える』それだけのこととても大切なこと
能【一起歡笑】的樂趣是這麼重要
教えてくれた君への感謝は盡きないけど「ありがとう」とは
對你所訴說的感謝是一言難盡的【謝謝】
照れくさくて言えそうにない今夜も黙って乾杯
不好意思說出來今晚也沉默乾杯吧
「憂世鬱世(うきようつせ)」雲々(うんぬん)嘆き節(ぶし) 餚に呷(あお)る酒の苦味よ
【憂世鬱世】這悲嘆之詞在菜餚中大口喝酒的苦澀啊
けれども染(し)み入り酔いぬのは君と居るからこそ
但刻在心中不會喝醉的是因為和你在一起
月夜に想い耽る一方的な送り船（ぶね）
沉湎於月夜單行的貨船
何時何時苦しみ酒が染みまたあの日を慈(いつく)しみ
何時何時染上苦澀的酒又是憐惜著那一天
癖に成るような嫌な辛味酒は進めど蟠(わだかま)り
令人討厭的辛辣成為了一種癖好進行喝酒去除隔閡
盃(さかずき)に君を投影する度波紋(はもん)や花見月(はなみづき)
每當在酒杯中投射你的身影時在三月裡蕩起波紋
瞳が嵩(かさ)を増(ま)さす揺れる心は過度(かど)な摩擦
眼神中透露著堅定搖動的心裡在過度摩擦
笑い話にも出來ずに想いは盥回(たらいまわ)し
說不出高興的話語思念不斷地重複
それでも回る世界
儘管如此輪迴的世界
そう変わらず二人は存在してる
永遠不變的兩人依然存在
今でも垢抜(あかぬ)けない
現在也無法瀟灑
まま後悔し寢る
就這樣帶著後悔入睡
向こうの世界は平穏無事(へいおんぶじ) だけどどこか息苦しそうだ
面對著這世界總是平穩無事但在哪裡都總覺得這樣窒息
肩の力を抜き過ごせる場所ではないのだろう
可以放下重擔去通過的地方是不存在的啊
「渡世(とせい)は厭世(えんせい)」雲々恨み節餚に浸る酒の苦味よ
【度日即厭世】這悲嘆之語沉醉於菜餚中酒的苦澀啊
けれども染み入り酔いぬのは君が居るからこそ
但刻在心中不會喝醉的是因為和你一同在此
僕は名前も知られてない君の週りには人集(ひとだか)り
我連名字都不知道在你的周圍人山人海
だから僕は少し離れた場所で君を見ていた
所以我在稍微離開點的地方看著你
薄(すすき)ざわめき雲隠(くもがく)れの月妙に肌寒い夜の小道
微薄的嘈雜之聲隱於雲中的月夜間小徑異常寒冷
足元を照らす程度でいい今夜は燈りが欲しい
只需照到腳下就可以了今晚渴望著燈火
當面の予定は未定そう透明で依然差し出す両手
目前的決定還未定依然透明伸出雙手
二人が見ず知らず何て想いだす意気地(いくじ)無し
兩人素不相識沒有勇氣回憶起什麼來
未來予想すら幾(いく)ら重ねても肥大妄想(ひだいもうそう)
甚至預測未來無論反復多少次也會有龐大的妄想
喉を詰まる言いたい事弱音を吐き崩れる膝小僧(ひざこぞう)
卡在喉嚨中想說的話說出洩氣話就軟弱的膝蓋
たまにの晩釈然(しゃくぜん)の晩酌(ばんしゃく) 全能まではいかず
偶爾會在夜晚悠然晚酌也到不了那全能之感
「また、いつか」だけは誓うそれで明日が始まりだす
以【下次再聚】發誓於是明天就開始了
実も無い話も根も葉も掘（ほ）り二人で華を咲かす
無稽之談刨根問底二人之中使花綻放
実感出來れば有終(ゆうしゅう)の美貴方の立場も重々(じゅうじゅう)承知
如果能真實地感受到有終之美也很清楚你的立場
向こうの世界が幕を閉じて彼らは大きく息をついた
面對著世界拉下帷幕他們長舒一口氣
僕らもいずれ別れるだろうそれぞれの行く先
我們早晚也會離別各自去各自的地方
君との別れはちょっと悲しいけど涙の別れはもっとつらい
雖然和你的離別有點悲傷但是流淚離別是更加痛苦
だから僕はきっとその時笑いながらに言うよ
所以我一定會在那個時候笑著說出
二人騒ぎ二人酔い耽る今夜が最後でもないのに
二人喧鬧二人沉醉今晚並不是最後一次
僕の視界がぼやけていく袖でこっそり拭う
我的視線漸漸模糊偷偷地用袖子擦拭
薄雲越えて注ぐ月明かり君と寄り添ってこの夜道
越過薄雲注入的月光與你依偎在這夜路上
今夜は月が明るいけどもう少しこのまま
今晚的月亮雖然很亮再稍微保持這樣吧
「憂世鬱世」雲々嘆き節餚に呷る酒の苦味よ
【憂世鬱世】這悲嘆之詞在菜餚中大口喝酒的苦澀啊
けれども染み入り酔いぬのは君と居たからこそ
但刻在心中不會喝醉的是因為和你一同在此
「渡世は厭世」雲々恨み節餚に浸る酒の苦味よ
【度日即厭世】這悲嘆之語沉醉於菜餚中酒的苦澀啊
けれども染み入り酔いぬのは君が居たからこそ
但刻在心中不會喝醉的是因為和你一同在此